証券会社のなかでも最大手として知られている、野村ホールディングスが発表した決算によりますと(2008年度の4月から12月までの連結決算)、税引き後の利益が大幅赤字に転落したとのこと。前年度同期には、860億円の黒字となっていただけに今回の赤字はとにかく凄い額となっています。その額はなんと4923億円。こんな赤字出して大丈夫なのか野村ホールディングスさん。
昨年は、米国のサブプライムローン問題を発端とした世界恐慌的な動きになっていましたし、リーマンブラザーズという大会社さえ潰れてしまっているだけに、今回の野村ホールディングスの大幅赤字は、いったいどうなってしまうのかが心配ですね。
とりあえず配当の見送り、20人いる役員の賞与、月報の業績連動分を全額カットということに踏み切ったようだが、そんなものでは焼け石に水でしょう。赤字となった原因には、やはり金融商品の大幅値下がりによる損失という部分が大きいようで、他にも、アイスランドの銀行関連債権や、米株式市場ナスダックのバーナード・マドフ元会長の巨額詐欺事件の被害額などで約1000億円の打撃をうけている。
これからは、リストラ対策なども行なっていく方針のようで、10%のコスト削減、非中核事業の縮小・撤退、人員削減を進めていく方針のようです。リーマンブラザーズのアジア・欧州部門の買収費用もあってか、利益がことごとく押し下げられている。今後の野村HDの動きには注目しておく必要がありますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090127-00000056-yom-bus_all
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